私は所謂未央Pなので、至極当然なのだが本田未央が好きだ。
担当を語る上で、「何故担当が好きなの?」ということは言われると難しい。好きに理由は多くは無い。「直感」「一目惚れ」「最初のSR(SSR)」とかが多い理由だろうか。「〇〇の~が好き」というのは基本的には好きになった後についた理由であることが多い。
最初から「貴方の内面が好き」と言ってくる異性を貴方は信用できますか? 私はできない。
さて、私がこの未央語リレー3巡目でお話する記事の内容は「何故本田未央が好きなのか」ではなく、「本田未央のどこがいいのか」である。とはいえもう3巡目。語り尽くされてもいるとは思うので、内面<外面
で話を進めようと思う。その上で外すことができないものがある。
本田未央の外ハネだ。
ネタのようにみえるかもしれないが(いやまぁネタだけど)結構真剣である。やめてくれ、ネタな記事だと思うのは。
さて、先にこの記事の読み方について説明したい。内容的にキーになるポイントは赤字で記し、そこから導き出される本田未央の内面的部分(筆者の想像と主観)をオレンジで記す。断っておくがこれは未央担当Pの総意でもなければ、未央語リレー参加者の総意でもない。筆者一個人の本田未央の解釈としてご覧頂きたいと思う。
特徴的な髪型
トゥインクルスター
さて、本田未央最大の特徴である髪型である。
アイドルマスターシリーズにおいて、肩より髪が長いアイドルの比率が圧倒的に多い。その中で本田未央は特に短い。
肩にかからず、毛先は外に跳ねている。しかもこれはわざわざ外に跳ねさせてるようである。この手の髪型によくある本体…アホ毛も存在しない。表情の元気さも相まって、男の子に見えなくもない。性格も比較的女の子らしいというかは、男の子のサバっとしてる感じに近い。
さて、本田未央の髪型についてだが、耳元の上あたりにかけての編み込みのアレンジがあるカードも存在している。
パーフェクトスター本田未央
さて、この編み込みだが、パーフェクトスターのカードでされている。このカードは後ろで良い雰囲気の状況を卯月と凛がみているというカードであるが、つまりはこれは卯月と凛目線で見てもPに対する未央の勝負際であることが伺える。人の告白って見るの楽しいよね。
「つまりどういうこと?」だが、ニュージェネの中なら未央は一番こういうことに敏感である。その状況に卯月が分かってて、未央が分かってないわけないよね?という理論からいくと、未央は勝負際とわかった上でヘアアレンジを意図的に見せた可能性が高い。攻め際だ。
問題は、この編み込みを「未央本人がやったのか、それとも誰かがやったのか」という話になるが、これは後者の可能性が高そうだ。でなければ、凛と卯月が見てる理由が説明つきづらいし、スタイリストさんの判断で編み込み、仕事に望んだが、せっかくいつもと違う髪型でPと良い雰囲気な状況をスチール撮影待ちの卯月と凛が後ろからみているというのが自然的解釈ではある。仕事をしなさい。
つまり、ある種未央は自分の髪の編み込みの価値にある程度気づいているということにもなる。耳に髪をかける仕草をしてるのであからさまに見せに行ってる感は否めない。
逆にいえば、精一杯の未央のヘアアレンジなので、髪でオシャレをすることに関しては未央自身にも興味があることが伺える。
じゃあなんで短髪なの?
ステージオブマジック
これに関しては賛否両論(?)があるが、ここでは私の個人的主観を述べようと思う。
スターライトステージのウワサの中に「子供の頃は男物の服を着せられていた」というものがある。
本田未央の家族構成は三兄弟。兄、未央、弟構成である。(公式設定)
つまり、家にある服は男物が多いことが予想される。筆者の家族構成は姉、姉、筆者(男)だが、筆者も実際に3歳くらいの時は女の子物のピンクとか、フリフリの服を着せられてた記憶がある。おジャ魔女どれみとか、しゅごキャラとかセーラームーン見せられてた記憶がある。仮面ライダーとか戦隊ヒーローなんかはマジで見た記憶が無い。その影響からか、筆者は結構可愛いもの好きだったりする。
至極どうでもいいが。
さて、では本田未央は幼少期に男物の服を着ていたということは、例えば青色だったり、スカートよりもズボンを履いていた少年のような女の子だったと予想がつくが、そんな近所のヤンチャなおてんば女の子を貴方の中で想像して欲しい。
髪、ショートじゃないですか?
という感じで、本田未央はおそらく幼少期からショートヘアなんだというような想像がつく。
ここからは更に筆者の想像でしかないが、この理論で行くと本田未央は小学校低学年くらいで一度髪を伸ばしたんじゃないかと私は想像している。
ショートヘアでいること
↑クラスメイトも可愛い
本田未央は誰にでも距離が近い。男女問わずだ。嫌われ者じゃないし、陰で悪口を言うタイプでもない。
そんな未央だからこそ、周りに人が多くいる。アニメでもゲームでも描かれているが、小学生からこうなんだとしたら、本田未央が女の子としての自覚を持ち始める頃に髪を伸ばすことは1度は試すはず。誰でもそうじゃないが、私が小学生低学年の時なんてはっきり言って女の子にデリカシーのないことを言ったりはしてた。じゃあ伸びてきた髪を見て男子が未央にどんな言葉をかけたか。悪気はない。だって小学生。男女の違いがまだ自覚が大きくない時期だ。
「本田、髪いつ切るの?」
完全に想像だが、男うちで私も同じような経験がある。いるんですよね、髪を長いこと切らないでボサボサになる男子。これは「切りに行くのがめんどくさい」だったりすることが多い。
だが、小学生の頃なんて、髪型の変化について特に深い意味を考えないで言ってしまうものだし。
でも、これがもし、未央の中で
本田未央という女の子はショートヘアの女の子なんだと自分の中で固定してしまったとしたら。
「…あ、あはは…!こ、今週末切るって!」
本田未央がアイドルになった理由
エピソードコミュ 本田未央 ①
本人曰く「昔からなりたかった訳じゃない」
「皆に楽しんでもらう」とあるが、この昔はいつなのか。
具体性が欠如している。ある筈だ、彼女を決定的にアイドルへと向かわせた決定的な何かが。
本田未央というアイドルはアイドルマスターシンデレラガールズのアイドルである。
シンデレラガールズはアイドルになった目的とどんなアイドルを目指すのかというアイドルになったあとの方向性がコミュで描かれることが多い。つまり、アイドルになるまでもシンデレラストーリーになっている事が多い。
具体例でいえば、アニメの卯月は養成所の仲間がみんな辞めてしまっても、自分はアイドルになることを夢見て頑張り続けた。結果歯車は回りだし、アイドルになった。
もっと深いが、少し噛み砕く。
この衣装デレステ実装して欲しい
ニュージェネの3人をアニメ視点で見た時、卯月、凛と未央では決定的に違う点がある。
さて、1話開始時点で卯月をメインの視点から始まり、プロデューサーの補欠合格の通知、そして決まっていないあと2人のメンバーが揃うまでの期間。
街で見かけた魅力的な女の子渋谷凛へのスカウト。難航したものの、何か夢中になれるものを探していた凛はアイドルというものに夢中になる卯月の笑顔で何かを感じた凛はアイドルになることを決意する。ここまでが卯月と凛が出会うまでの流れ。 そして2話で未央と出会う。
2話での未央は「時は来た…!」と自信ありげな発言をしたり
エレベーターに挟まったりする。
(ちなみにここ、シンデレラという上へ登るエレベーターに滑り込んだという隠喩された意味がありそう)
この後だが、シンデレラプロジェクトルームに現れた未央と凛、卯月。ちひろさんから「3人が残りのメンバーです」と告げられここでシンデレラプロジェクトが確定する。
しかし、ここまでの流れで未央がアイドルのオーディションに合格する前までの発言は「4番!本田未央です!よろしくお願いします!」だけである。
卯月凛と扱いの差があるのは差別だと言いたい訳では無い。むしろ、凛にアイドルになるという決意を抱かせるために1クール使えるくらいだ。
しかも、未央は自発的意思でアイドルオーディションを受けているので描く必要はないとも言える。
つまり、本田未央の「なりたいアイドル像」も「何故アイドルになりたいのか」もアニメでは描かれていない(描写リソースが圧倒的に足りていない)のである。(というか、テーマ的には卯月がヒロインなので、30分×25話で登場アイドル全てを描くのは不可能なので描写不足なのは仕方ない。むしろあれをシナリオにしてくれたライターさんにお礼を言いたいレベル。)
さて、じゃあ本田未央が何故アイドルを目指したかをここから想像で話して行きたい。
アイドル=女の子らしさ
オフショットウサミンのリアリティが好き。
アニメ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」で、アイドルに憧れる女の子で最も未央に近い感覚なのは私は安部菜々であると考えている。
どのへんが、というと周りが自分に対して思うイメージとのギャップだ。
安部菜々は17歳とされているが、母親からの電話等から、少なくとも20歳は越えているという説が通説である。周りからは「もう無理」「いい歳でアイドル」というように言われたかもしれない。
でも、彼女はアイドルの頂点に立った。
彼女は諦めなかった。強い意志を持ち続けた。自分が憧れたアイドルを、小さい頃からなりたかったアイドルを自身で夢を叶えて見せた。
彼女がアイドルになった理由は「憧れ」。
なりたくてなった。それが理由。理由でいえば島村卯月に近いが、安部菜々と島村卯月ではなった後の夢が逆だ。
Congratulation.おめでとう菜々さん。
さて、話を戻すが、本田未央はデレステコミュのオーディションでも「自分に向いていると思った」から「なりたいというかなってみたい」といった比較的これになれたらいいなぁ位の感覚でアイドルを始めているような節がある。
だが、実際私はそうは思っていない。
前述の本田未央というアイドルがショートヘアなのは、自身の境遇から伸ばすタイミングを失ってしまったのかもしれないというようなお話をしたが、そんな自分を変えたい、お姫様のような存在が彼女にとって女の子らしさだったのかもしれない。
アイドルにはチャレンジしてみたといった感覚に見えるが、カリスマアイドルの城ヶ崎美嘉を知っていたり、川島瑞樹、高垣楓といったアイドルに興奮気味で食いついていることから、本田未央はアイドルになる前の時点からアイドルに詳しかった(もしくは好きで見ていた)ことが伺える。
さて、そんな中で本田未央はアイドルを目指すことになるが、オーディションを受けた本田未央。そして話は6話のニュージェネ初めてのライブに向かうが、彼女を彼女たらしめているのがあの回だと僕は思う。
彼女の中には「たくさんの人に見てもらうこと」がアイドル像として確立していた。もちろんトップアイドル城ヶ崎美嘉のバックダンサーを務めたということが、成功=会場を埋め尽くすお客さんとなってしまったことがあの態度に出てしまったことは問題ではあると思うが、ここではその議論は置いておこう。
漠然としたアイドルという仕事の中で、彼女は何故アイドルを目指したのか。
可愛い衣装
ポジティブパッション。メロンパンじゃない
本田未央のアイドルを目指した理由の中に衣装は避けて通れないと考えている。
本田未央は私服が圧倒的にパンツであることが多い。(下着じゃないぞ)
人気のカード[オンリーマイスター]や最近のカード[トゥインクル・スター]は特訓前、特訓後を問わずパンツスタイルである。しかし、スターライトステージに実装されているSR以上の本田未央は特訓後はひとつの例外もなく、スカートで構成されている。2019.4.24時点でスターライトステージで3Dモデルで本田未央が着用可能な衣装も同じく全てスカートである。PTGちょっと微妙かも。
スターライトステージは「ステージに立つアイドルをテーマにしたゲーム」である。つまり、アイドル本田未央の理想像に近いものがスターライトステージであるともいえる。
そのスターライトステージで全てスカートで構成されている本田未央。そして、そのスターライトステージのウワサで「男物の服を着せられていた」という内容。そしてショートヘアと特徴的な外ハネ。
本田未央のアイドルになりたかった理由と深く絡み合ってくると私は思う。
本田未央と本田未央担当プロデューサーが目指す「シンデレラ」
第8回シンデレラガール総選挙。ありがたいことに、本田未央はシンデレラガール筆頭候補と言われている。
アイドルになってゴールした本田未央。そんな彼女が何故シンデレラガールを目指すのか。
何故、アイドルの頂点を目指すのか。
「2年連続2位だから。」
「ニュージェネ最後の1人だから。」
もちろん全て理由として成り立つ。
私はもっと根本の部分で本田未央というアイドルを一番にしたい理由がある。
本田未央は小心者である。これはよく未央Pが使う言葉だが、あんなに元気で誰にでも距離が近い積極的にフレンドリーな本田未央のどこが小心者なのか。
小心者は気が小さい、臆病といった意味を持つ。
気が小さい人が積極的に人に話しかけに行けるのか。
否、私は根本が逆だと思う。
先述した通り、本田未央はショートヘアの外ハネのアイドルであることが周囲のイメージとして確立している。それはおそらくアイドルの中としてではなく、私達が生きるこの世界でも同じように確立されている。
このショートヘアの外ハネという1文をそのまま「元気で誰にでも距離が近い積極的にフレンドリー」に変えてみる。
本田未央は元気で誰にでも距離が近い積極的にフレンドリーであることが周囲のイメージとして確立している。
本田未央という女の子は、15歳の女の子は、周囲のこのイメージのうえ、自分を創っている。
私はそう考える時がある。
本田未央というアイドルの軸。
それがわかってない彼女。根本が違う。
彼女は本田未央という1人の人間の軸を自身で作れていないのだとしたら。
自分の方向性を作っていくアイドルという仕事の中で、それは絶望的な欠如になる。
そんな本田未央というアイドルは、フワフワとした姿勢から、自身よりも周りを優先してしまうそんなアイドル感を見せていってしまう。自身よりも人を。誰よりも目立ちたがり屋なようで、本当はちょっぴり引いてしまう。
アイドルという舞台に立って弱点だったはずのそんな所が輝いて、それはひとつの個性になって。
本田未央というアイドルを本田未央としているそんな優しさ、気配り。
自分の為より誰かの為。
人が思ってるより不器用で。
人が思ってるより気が弱い。
そんな本田未央というアイドルは、自分の意志で一番を目指す、たった一つの星を目指す決意をした。勇気をみせた。
それが[オンリーマイスター]という1枚のカードだった。
このカードは今までの本田未央というアイドルの方向性ではなく、本田未央という1人のアイドルを確立させ、誰よりも光らせるために。そして、たった一人のシンデレラへとする為の未央P皆への贈り物だった。
皆の為に、自分の仲間のために努力するそんな本田未央が好きだ。
でも、未央Pというアイドルマスターシンデレラガールズが好きな人達にとって、誰よりも本田未央という一人の女の子がナンバーワンでオンリーマイスターだ。
りあむ、加蓮、ナターリア。
智絵里、奈緒、雪美。
忍、こずえ、七海。
まゆ、梨沙、奏。
たくさんアイドルがいて、みんな魅力的だ。
でも、誰かのためじゃなくて、自分の為に。
本田未央というアイドルの輝きを証明するために。
昨年度シンデレラガール総選挙楽曲の「Trust me」の未央パートにこんな歌詞がある。
この場所に立てるのならば
闘うことは恐れない
誰かとぶつかり合うことが好きじゃない彼女が決意を決めたこの総選挙。
僕は彼女をシンデレラガールにしたい。
彼女が1人でも輝けるって証明したい。
光り輝く「星」に。
一番「星」に。
たった一人の言葉でしかない。
でも、それでも。
一人でも一票でも。
この駄文を読んで、本田未央というアイドルの輝きにかけてくれる人がいるのであれば
僕は伝えきれないくらいの感謝を伝えたい。
「……この時期って、まだまだ夜になるのが早いよねー。ほら見て。あれは……一番星! たしか……金星だっけ?
夜はまだまだ長いのに、ひとりだけせっかちに輝きだしてる子だね。他にも星はいるのに、目立ちたがり屋でさ。
でも……私は、あの子の気持ち、分かるなぁ。三つ並んだオリオンもキレイだけど、一番星は独りでも輝いてるんだ。
つまり、何が言いたいかっていうと……私、決めたんだ。誰かのために引いたり、誰かに頼ったりするの、やめようって。
友達も仲間も大事だし、ユニットの活動も大切だけど……私は独りでも輝いてるって、みんなに思ってほしい。
アイドル本田未央は、ちゃんと一番星みたいに輝きたいんだ。でも……私は弱いから、時には迷子になるかもしれない。
そんなときは……あなたのパワーで、引っ張ってほしいんだ。プロデューサー。こんな私だけど……明日からも、よろしくね。えへっ☆」
P.S.
卯月、誕生日おめでとう!
いつもたくさんの笑顔を見せてくれる卯月をずっと応援してるよ!
これからも羽ばたけ!
2019.4.24 #1日1未央語リレー 寄稿
おかず(@Pa_Orange_3star)