君の「翼」は何処にだって行ける
アイドルマスターシンデレラガールズからアイマスに入った僕にとって、初めて担当にしたシンデレラガールズじゃないアイドル、伊吹翼。
思えば特徴や立ち位置が似てるという実に安直に寄った理由からとりあえずで立てたような形で名乗ってしまってごめんなさい。
そんな適当じゃダメと思ってから知ろうと思って、沢山コミュを読んで、それでも分からないことは沢山あるけど、気付いたら僕の1番の担当と並ぶほど君を追いかけていました。
出会って3年と少し、担当にしてから1年と3ヶ月。来年はちゃんと動画かイラストかを仕上げて、ちゃんとお祝いさせてください。
間に合わなくてごめんなさい。
僕をミリオンライブに引き込んでくれてありがとう。
ミリオンライブの素晴らしさを教えてくれてありがとう。
これからもステージで羽ばたき続ける「翼」を追いかけていきます。
来年までに1年かけて、君の担当を名乗っても恥ずかしくないようなもっと大きく、すごい人になれるように頑張ります。
お誕生日おめでとう。
アイマスPバトルカラオケレギュレーションについて
アイマスPの皆さん、カラオケ好きですか?
いやまあ、別にアイマスPじゃなくてもいいんだけどね。
僕はカラオケが好きで、多いと週2で行きますが、よく行く友人もアイマスPなので基本的に図らずしもアイマス曲縛りみたいなことになります。
延々と歌い続けてると思う訳です。
刺激が欲しい。
ということで、採点することでよりストイックになれるわけです。たまに「カラオケ 上手い歌い方」とかそういう検索をかける。
そこで、参加人数に限らず、いる人全員で勝負しつつ、得意不得意の差が出にくく、やらかしをある程度巻き返せ、逆にやらかしをカバーできず、アイマスに対する理解が深いとそれなりに有利になるレギュレーションでのカラオケの採点バトルのレギュレーションを試作しつつ考えました。
今日は元TCGフロアプレーヤーのP仲間と考えたそんなレギュレーションのお話をしようと思います。
殿堂レギュレーション
基本ルール
・3曲合計の採点形式
ベーシックは
JOYSOUND→分析採点
・先手から1曲ずつ歌唱し、1→1→2→2→3→3の順番で歌唱していく。歌唱中の妨害行為は基本禁止。(あくまで遊びなので揉めない程度なら許されると思う)
・最初の一戦の先手後手をじゃんけんで決め、2戦目以降を負け先(負けた方が先攻、もしくは先手後手を選択可能)とする。(3名以上の場合は最下位から何番手かを決める。)
・このレギュレーションで当日中歌唱した曲は再歌唱できない。
・3曲の曲目はそれぞれ順不同とし、好きな順番で歌っても良い。
・小数点以下は四捨五入とする。
基本ルールはこんな感じ。
これだけなら「好きな曲3曲歌う総合点バトル」でしかないが、このレギュレーションの最大のポイントはここからである。
テーマセレクトルール
このレギュレーションの最大の特徴とも言える。
・対戦者は各曲目の3曲にそれぞれ制限を設け、そのテーマに満場一致で合致し、かつ歌唱可能な曲を選択しなければならない。
「どういうこと?」
解説します。
例えば、AとBがこのルールで対戦する場合、AとBは各曲目にテーマを設ける必要があります。このテーマは互いに1曲以上歌える曲があるテーマで選択してください。3曲目は2人で決めるか思いついた方が決めるみたいな感じで決めると良いです。
互いが歌えるの判定は歌い始めから1サビまでとして構いません。2番に特殊な進行を持つ曲や、Cメロが存在する楽曲のそこが歌えない場合は自身の番が来るまでに聴いて覚えてください。
歌うまい人に如何に知らない曲を歌わせて点を下げさせるかもこのレギュレーションの駆け引きの面白いところです。(性格悪すぎる)
『例』
本田未央がソロで歌唱したものが一般音源として存在する楽曲
→これはレギュレーションとして成立します。
この「ソロで歌唱したものが一般音源として存在する楽曲」は会場物販で販売されたソロコレクションも含まれます。
つまり、ミツボシ☆☆★、ステップだけではなく、
Snow Wingsや情熱ファンファンファーレ、ラブリーなども対象内となる為、パッと見2曲しかないように見えますが、実際のところは20曲程度存在しています。
ミリオンライブの曲
→これは範囲によります。
例えば、「ライブで歌唱したことがある曲」(自分REST@RT、THE IDOLM@STERなど)とするか、「ミリオンライブがそれ単一として歌唱している楽曲」によって対象楽曲が変わるため、そこを区別させる必要があります。
失恋、片思いソング
→ガチでこじらせすぎだろ
これ実際にされた宣言ですが、言ってしまえばこんな宣言もありです。
ただ、どこまでを失恋ソングとするかは曖昧なので、全員がまあ失恋ソングだろうと捉えられればOKです。
その時に選曲されたのは「Last Kiss」「不埒なCANVAS」「Snow Love」「DOKIDOKIリズム」でした。
放課後クライマックスガールズの楽曲
→この手の数曲しか存在しない楽曲に関しては、人数に対して、対象楽曲数が上か同じであれば可とします。(つまり先攻有利です。)
つまり、2人で対戦する際であればシンデレラの単一アイドルのソロ曲指定もOKです。
このように如何に相手が詰まないが、自分有利なテーマを考え、かつ相手のテーマの中から自分の得意な曲を探し出すか というのがこのレギュレーションの面白いところです。
表的にはこのようなものをつくります。
点数は小数点以下四捨五入なので、例えば
この得点は89.230ですが、このルールでは89点とします。
この得点では88.834なので、このルールでは89点となります。
割と盛り上がるので、是非試してみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
【速報】久川颯、初圏内
第9回シンデレラガール総選挙の結果出ましたけど、久川颯、14歳で総選挙23位!?!?!?
(それいうと神崎蘭子14歳で1位だけど)
これ、実は
久川姉妹過去最高順位
なんです。わーお、めでたい。
久川姉妹の最初の総選挙は第8回。その時は凪は46位。颯は圏外でした。
なんで?
一重に、久川凪の初動がよかったというのはあると思う。これは夢見りあむが3位に伸びたのと同じ理由で、全く何も知らないPちゃんが最初に少し知った時、炎上でわんわんいってるりあむとちょっと何言ってるか分からないよくわからん凪という追加の中での異色のふたりが唯一圏内にいたことからも、そういう安寧を貪る(言い方悪すぎるだろ)アイドルが求められてた事は言うまでもない。
さて、じゃあなんで今年は颯がこんなに高いの?という話ではある。
久川颯というアイドル
まずスタイルがいいのね
割とマジな話で。
久川姉妹は3月と4月の月末限定でわるなぎスタイルとトキメキ★ホーダイを新たに迎えた。
どっちも個性があるんだけど、颯のカード、なんと乙倉悠貴が写ってる。
何が言いたいのってことなんだけど、久川颯が乙倉悠貴路線で売れ始めたっていうことなんだよね。
乙倉悠貴ちゃんといえば、「元気な女子学生」っていうイメージなら全アイドル中屈指。同級生にしたいんだけど、颯が1年間かけて作ってきたのは距離が近い積極的なアイドルなんだよね。このイメージが1年間で定着してきた。いうなれば凪よりも乙倉悠貴と双子と言われる方が違和感が少ないくらいには颯のアイドル像はそっちの売り方になってきたと言える。
凪が面白さで売ってるとしたら、颯は爽やかな可愛さで売り始めた感がある。ここまで考えてTRUE COLORSで組ませたとしたら運営恐ろしい。
凪よりも順位が高くなった理由の考察
これは万人受けの良さが買われたという所が僕的には思っている。無個性は個性という感じで、なんも知らない人が颯と凪の限定イラストを見た時、とりあえずスタイルがいい、可愛い、制服衣装の颯側の方が好きになる人が多かった気がする。
シンプルに可愛い方が伸びたんじゃないかなと思う。
掘り下げの深さ
凪って実はちゃんと掘り下げてはいるんだけど、言い回しのせいで一考察する手間が増えるというエモさに至るまでの下ごしらえが必要なアイドル。対して颯は超ダイレクトに思ってることを言ってくるタイプのアイドルなので何を考えてるのがわかりやすい。結果的にパッと1周コミュを見た時に単純明快にアイドルの考えが読めるのが颯ということになる。これもライト層からの票を積めた要因かなと思う。
昨年票の流れ
実は割と未央Pの中に颯好きって人が多いのが謎の統計で出てて、昨年の未央P票が颯に流れたんじゃないかという説。これは要調査かもしれない。
考察でもなんでもないし、まだ結果出て1日も経ってないので、思ったことを書き足していきたいところですね。
とりあえず、颯
23位&初圏内おめでとう!!!
「楽しむこと」が総選挙
第9回シンデレラガール総選挙&第2回ボイスアイドルオーディションお疲れ様でした!!!
さて、今回はそのお話。
総選挙疲れたねーっていうところをメインで話していくことにしますね。
いつもの事ですけどこれは個人的主観なので僕の周りの人や、フォロワーさん、同担さんが同じこと考えてるとは限りません。あしからず。
初めて迎えた戴冠後の総選挙
今でこそ久川姉妹とか伊吹翼とか芹沢あさひとか小宮果穂の担当してるけど、こんな僕でも実は昨年の総選挙終わりまでは全シリーズ通して本田未央しか担当がいなかった。
なんでだろうね、わかんないんだけど
正直、未央が1番にならない限り、自分の中で別アイドルの担当するってことのプラスの意義を見いだせなかったってのはあった。だから久川姉妹が実装した時も広義の担当には追加したけど、狭義の担当に追加できなくて、今回の総選挙(第8回)は本当に申し訳ないんだけど1票も久川颯には入れられません。っていう話を周りにはしていた。今の久川颯Pさんに対して後ろめたさが正直あるのはそういう「自分のエゴで担当の颯を応援できなかった」っていうのがあるんだと思う。(今年はバンバン突っ込んでましたけど)
で、まあここまで話してあれなんだけど、この話の中の狭義の担当と広義の担当の話の中で、担当力とか愛の大きさを投票した数で計る人とかいるけど、全く関係ないんだよね。それは。
例えば本田未央に今回1票入れた人と10000票入れた人がいたとして、2人とも本田未央が好きで投票してるのならそこに差はないっていうのが僕の持論。
それは違くねっていうのもわかるけど、全く同じ好き度の学生と社会人がいたとして、学生側が同じ票数入れられると思いますか?と言う話で、票数=想いの強さが成り立つのは同担が全く同じ条件だった場合だと思う。
まさかの総選挙期間中の月末限定2巡目(全体5巡目)ガシャくらった僕だけどソシャゲのガシャにも同じことが言えると思ってて、300連目で引いた人と1連で引いた人までいわゆる「担当力」って変わらないでしょって俺は思う。
ソシャゲのガシャっていうのは完全な乱数確率機で、担当アイドルのことを誰よりも愛してると豪語する人と、別にそのピックアップアイドルのことを特段好きではないけどユニゾンが欲しいから引くって人の確率は全く等しい。
だからソーシャルゲーム内の数字で気持ちの強弱を測ること自体が意味無くない?って思うんです。
ただ1連で引いて気持ち昂って運命感じて
俺と担当は運命で繋がってる
とか、
誰よりも輝いてる担当に未知の世界を見せたい
って言いたくなる気持ちはわかる。
そういうの思わせてくるところがあるアイドル、いるよね。僕の場合本田未央って言うんだけどさ。
大体ソシャゲのガシャで速やかに担当引くことが担当力なのであれば3ヶ月連続天井して3ヶ月累計で計1000連してる俺は担当力が欠片ほどにも無いことになってしまうのでそんな悲しいことは無いと信じたい。
まあそれくらい去年にかけてたので、本田未央が1番になったあとのこの総選挙は1年のウインターカップ終わったあとに桐皇に挑む2年の黒子状態なんだよね。
先のことはなってから考えようと思ってたら、なって1年経っちゃったんだよね。何も決められないまま。だから今こんな感じになってる。
完全に第8回でミスディレクションオーバーフローを使いすぎた
総選挙の感想
さて、本題へと。
総選挙ってその特性上目指すところが大体4パターンある。
シンデレラガール
総選挙楽曲歌唱圏内
ボイス実装圏内
順位圏内
これ人によっても違うけど、絶対190人の全てのアイドルはこのうちのどれかには目標を置いてる。同担Pで揉め事起きるのはこの齟齬が原因だったりすることが多い。本筋に関係ないから言及しないけど。
今回の総選挙は特に真ん中の2つに大きな影響があった気がする。説明していきます。
・総選挙楽曲歌唱圏内
俺はTrust meが好き
まずこれが5に減ったことはかなり大きな問題だと思う。
ボイスアイドルオーディションで事実上減ってないように思うけど、実際メンタル的に8までOKなのが5までしかダメになるのはボイス実装済で、今回シンデレラガールになる力がない陣営のアイドルP達的にはかなりメンタルダメージがあったと思う。(別にどっかけなそうということではなく、実際にそういう陣営の方にその心境を泣きながら吐露されたからホントそうなんだと思う。)
特に今回は期間中に誰かと会って心中を吐露しにくいことや、単純に課金をぶつけられる陣営が圧倒的に強い仕様になってたことは否めない。
期間中に同担と会えないっていうのは同担の横の繋がりが大きい陣営は大打撃を受ける。例えば未央Pって去年MBFでメロンパン食ったり、オフ会で決起したりとかしてて、顔まで知ってる人が多くいて、分からないこととか悩み事とかをすぐ話せる環境にあったっていうのが第8回の時に実際僕の心の支えになってたっていうのがあった。昨年この仕様だったとしたらと思うとマジでゾッとする。
その中で中間発表がないのもかなりの出来事だった。これは多分2つに分けたけどコロナウイルスの影響で集計にさける人員が足りなかったのが影響かなとも思うので純粋に運営に文句言えることじゃないけど。
中間発表はまず第一の指針になっていて、そこからどうするかだったり、そこで1回安堵と切り替え、気持ちのリフレッシュをするところになるので、スタートから終わりまで今どうなってるのか何も分からないっていうのは追う側と追われる側両方にかなりの精神的疲労が募る。
凄い極論だけど、楽曲歌唱圏内狙いで中間時点で圏外にいたとしたらそこから全員が大きな課金していっても5位以内は厳しい。そういう割り切りの判断がつかなくなるので、24時間不安みたいな事に陥る。
とりあえず今回力入れてた人はホントにお疲れ様でした。ご自愛ください。
・ボイス実装圏内
毎年強くなる橘ありすと佐藤亜美菜。担当じゃなくても泣く
ここはプラスの要素は大きかった。
単純にボイスアイドルオーディションっていうボイスをつけるための枠組みがあったことで、中間発表がないという不安はちょっとは軽減されていた。(まあ誤差なところはあったけど)
シンデレラガール総選挙で票入れるからボイスアイドルオーディションで票くださいっていう等価交換は賢いなぁと思って見てました。あと、ボイス付けたいアイドルとシンデレラガールにしたいアイドルって人によって違うことが多くて、支援に回れないみたいな事がかなりあったので、ある種の友情票が見られたのは熱かった。何はともあれ運営陣がボイス未実装のアイドルのことを見放してないっていうのが見えただけでもプラスだったんじゃないかしら。
自分のスタンスと同担のスタンス
人によって「シンデレラガールになって欲しい」アイドルと「自分の担当」って違うことがあるんですね。例えば温度差だったり今このタイミングじゃなって欲しくないとかそういうエゴで自分の担当に投票するかしないかを決めたり、投票よりも楽しむこと、別の趣味私欲に時間、金銭を優先するっていうことがよくありがちなんです。
自担で言えば昨年シンデレラガールになったことで、前例がない2年連続のシンデレラガールの可能性は限りなくゼロに近い。だから今年のシンデレラガールは厳しいというのがセオリーというかまあ風潮。みたいなアイドルそれぞれの事情のことをさしてます。
それで、担当に投票する人と別のアイドルに投票する人の2つの担当Pがいるって言うのは当然なわけです。
というか、もっと言ってしまえば去年「未央に1番になって欲しい」と思いながら加蓮に投票してた人だって絶対にいる。逆も然りで。
この行動に対して担当に投票してる側のほんの一部の人が別アイドルに投票したり、自由に使える金銭や時間を担当に投じなかった時にいわゆる背信行為みたいにみなしてるのが個人的に気になった。というのが今回の話。
とある魔術の禁書目録でも、都合の悪いことを知った内部のシスターを「背信者」として消そうとするみたいな話があって、「担当を応援していない非担当者的なレッテル」という感覚では限りなくそれに近いと思う。
これだけは誤解のないように言わせてもらいたいんですが、未央が圏内にいましたね。フルツッパしたPさん、ホントにありがとうございます。
皆さんのおかげです。
実際に課金行為じゃなく別のことに金や時間をかけてる事に対して「勝つ気がないのか」みたいなことを言ってる人もいたんだけども。
別に人が何に金かけるか、誰に投票するかなんて勝手じゃね?
本当にこんな当たり前のこと言わせないで欲しい。
というか課金せずに別のことに金使ってることを批判するのって普通に自由に自身の財産を使えるっていう財産権を侵害してるからね。
オフ会とか端末課金とかで金使って、結果的に担当へ課金票として投じられる金額や時間が減るっていうのは理論的にはあってるし、そこが間違ってるとは言わないけど、今回の総選挙でなぜ投票以外の部分にお金を使うのか、なぜそれが投票よりも優先してる人がいるのかっていうのは痛いほどわかったと思うんだけど。
まあそれは話の本筋ではなくて、じゃあ決起会みたいなオフ会ってなんでやるの?という話なんですが
会って話せるオフ会は絶対無駄じゃない
一応追記しておくと上記の画像は大阪府の自粛要請前の2020.02.15の大阪オフ会のものです。
皆さんTCG(トレーディングカードゲーム)ってやった事あります?僕も数年前までデュエマのガチプレイヤーしてて、最近デュエマプレイスっていうスマホでデュエマができるアプリが出たんですね。最近結構やってるんだけど、今のところ圧倒的に実際に向かい合って紙を叩きあってた頃の方が楽しいんです。
TCGは例にすぎなくて、人と直接会って話して、意見交換するって凄く大切だなってずっと家にいないといけない今それをひしひしと感じてます。だから人と会える機会を作れる決起会とかオフ会って精神衛生上めちゃめちゃ大事。人って孤独だと心がしんどくなるんですよ。
じゃあオフ会の意義って逆になんだろう。
って考えた時に、まず楽しいが出てくるんです。ここでじゃあなんで僕らプロデューサーがアイマスやってるかっていうと楽しむためにやってるんですよね。
ライブも実はアイマスに限って言うとデカいオフ会の側面もあるんです。もちろん楽曲を生で聴いたり、そのセトリやメンバーで考察をすることがメインではあるんですが、そこに至るまでの名刺交換、企画の動き、そして知り合いのPとの会話。ここまで全部含めてアイマスのライブの楽しさだっていうのを7thの名古屋、大阪のオフ会主催を務めて思ったことで、オフ会の主催なんて実際経理だったり箱抑えたり、出席連絡したり凄く面倒なことも多いんです。そんな中でもやろうと思えるのって楽しんでもらえた達成感や充実感が主催者を突き動かしている。だから何度でもオフ会をしたくなる。オフ会に限らず、利益が出るわけじゃない合作やアニクラ、個人企画の音源を採用して流す企画(これを読んでる人は大体なんのこと指してるかわかってると思う)なんかも同じで担当や自身の活動の宣伝以上に自分の思いや考えを形にすることが楽しいからやってる所は各々あると思う。宣伝したいってだけで人を泣かせるような音源を作れる人がいるとしたら、それは才能なので今すぐ小説書いた方がいいと思う。絶対売れるし僕なら買うので。
話を戻しますが…。
今回コロナウイルスの影響でライブがたくさん中止になりましたよね。スプパと2ndのチケあったのに…
ライブだけじゃなくて同時に総選挙期間中、または総選挙に向けた戦略的オフ会や同人イベントが結構な数潰れてると思います。これによって結果的に投票に振れるお金が増えたわけですが、じゃあ昨年と比べて投票に対するモチベーションが全体的に高かったかと言うと相対的には多分そんなことないと思います。総選挙期間中にSwitch買った人もいるし、PC新調した人、カードゲームのカード買った人、楽器買った人、お金だけじゃなくて総選挙の担当宣伝活動よりも趣味に時間を使った人沢山いると思う。
少なくとも僕の周りのプロデューサーは、総選挙の感想っていう感じで聞くと「やっと終わった」とか「疲れた」っていう言葉が「楽しい」っていう言葉より先に出ました。
要は理論的には時間とお金を全て犠牲にすれば担当を望んだ順位にできるとしても、そこに楽しさがなければ価値は少なくなってしまうんですよね。
もっと噛み砕くと、総選挙ってアイドルマスターシンデレラガールズを楽しむためのイベントであって、殺伐と担当アイドルP同士が殴り合うPvPじゃないよということなんです。
僕が思う理想的な総選挙をまとめると
- 担当が各々が目指す理想的な順位にいること
- それを1人でも多くの人が認めてくれること
- そこに至るまでが楽しかったこと
勝手に理想化しましたけど、今挙げたこの3要件って大事だと思うんですね。
1に関しては言うまでもなく。
2に関してはもちろん、アイマスPやってる全ての人が好きと答えるそんなアイドルはどこにもいません。そんなアイドルいたら毎年シンデレラガールになるじゃんって話だし、各々の事情や趣向で好き嫌いっていうのは絶対あるから。
で、この要件のうち「現実での接触を著しく制限される」総選挙だった今回は昨年までと比較して大幅に3を成り立たせにくかったのが疲れたとかしんどいと思う人が昨年度までと比べて多いことの要因の大きなところだと思う。
ただこの3つ目は誰のせいでもなく、誰かがなんとかできるようなものではなかったし、これが今回のシンデレラガールになるアイドルの戴冠を価値の薄いものにしてるとかそういうことを僕は言いたいんじゃなくて、結局総選挙って孤独に戦ってるとただ辛いだけの苦痛なイベントというのを今回すごく感じて、総選挙の目標が高ければ高いほど、それは重くのしかかるというように感じた。結果気負って心身疲労がつのって結果が伴わなかった時に決壊する。それが「引退」を引き寄せる。そんな風に感じました。
だから今回の総選挙でもし思った結果が出なくても、重く考えないで欲しい。無理はあるかもしれないけど。
しんどく重くやる宣伝活動は辛いし、それってもはや仕事な気がした。だから、総選挙の中でなにか楽しい話題を起こして投票をしてもらうっていう戦略って誠実な投票を目指す人からしたら邪道かもしれないけど、楽しいを突きつめる戦略はコロナ自粛で燻る心身疲労困憊状態から脱出するためにSwitchを始めとするゲームが需要過多になって、結果的に「楽しい」を提供するゲーム業界が売上伸ばしてることから、「楽しさと勢い」は人を動かすには有効な手段であって、自分達を自分達の重圧で壊さないための的確な自衛じゃない?人々は娯楽を求めてると思う。というのが今回のオチ。
相手が言うことに義務感を感じたならそれは貴方にとって「楽しくない」事だと思う。
自分で自分に嘘つかないで、楽しい範囲でプロデュースしてあげてください。
どんなに歴が長いとかフォロワーが多いとかそんなのは関係なく、ただ自分が好きな自分のアイドルに自分の裁量で投票してあげてください。
古参だからMAX票投じなきゃいけないわけじゃないし、新参だから古参に気を使う必要もない。
自分の票の価値は自分で決めろ。
ちょっとガールズインザフロンティアっぽいよね
かっこよくない?よくない?ごめんね?
まとめるよ
この人2年連続総選挙期間にジャンケンしかけて来てるんですけど、1回も勝ててません。強過ぎんだろ。
昨年の総選挙は本田未央とその期間に突然ペプシバトルしだした本田圭佑のジャンケンで楽しい話題が生まれたりしました。
こういう「なんか面白そうなことやってる」という話題性って結構大事で、今回の総選挙期間中に総選挙の趣旨と離れたことをして勝っても意味は無いみたいな記事を拝見したんですが、僕は今全ての活動は趣旨と離れてるとはあんまり思ってません。
もちろん担当への想いやエモさだけで勝てるなら理想で、理論値100%の担当の良さを伝えることができるかもしれない。でもそれは「楽しさ」が絶対に欠如してると思うんです。
ただ黙々と授業して終わって帰る数学の先生と、授業中に余談を挟みながら、自分の部活の生徒をイジったり、試験の話をしてくれる世界史の先生だったら後者の方がやってて楽しいし、試験の点数って高くなかったですか?
総選挙っていう祭りみたいな楽しいイベントがあるのに、総選挙のせいでアイマスが楽しくなくなる。これって本末転倒ですよね。
アイドル一人一人のストーリーの中でシンデレラガールにできるのは1年に1人。
総選挙の順位から「楽しさ」を排除すればアイドルのストーリーに優劣をつけることになると僕は思います。それは絶対におかしい。
だって190人全てにアイドルになるまでのストーリーと、なってからのストーリーがどれだけ短い子でももう1年、長い子ではもう9年近く続いてるんです。そのアイドルのストーリーは一人一人が全て大事なものなんです。そんな絶対の思い出に優劣をつけることのほうがナンセンスだと僕は思う。
「誰もがシンデレラ」っていう歌詞通り、全員が物語を持ってる。
だからこそストーリー以外の部分で勝負する、総選挙期間の担当Pのちょっと面白おかしい売り込みが勝負を分けるというのはそれこそすごくプロデュースっぽくないですか?
僕らの活動が彼女達の夢を叶える鍵になる。
むしろ総選挙の本質って「担当Pのマーケティング力の順位」とも言えると思うんです。安部菜々が第「7」回でシンデレラガールになったら凄いと言われたように、8はパッション(8っしょん)、令和に切り替わるニュージェネレーションのシンデレラガールを目指した本田未央のように。
僕らが彼女達の夢を叶えるきっかけを探す。
もし総選挙が単に人気投票であれば毎年同じアイドルが勝ち続けるはずですよね。
でもそうならないのは、アイドル以外の要因が何らかの影響を及ぼしているんじゃないかなと僕は思っています。
それがなんなのかを考えつつ、今年の総選挙のシンデレラガールとボイスアイドルオーディションのボイス実装アイドルの発表を楽しみにしながらこの記事を終えることにします。
追伸
結果出ましたね。お疲れ様でした。
あ、これバストサイズです。
「久川姉妹分離論」
[未採用音源]俺が好きな「風」の話[第14回俺達の少女A]
https://nico.ms/sm36833292?cp_webto=share_others_iosapp
いやまあ採用されなかったんですけどね。
そんなに心がやさぐれてるとかは全く無いです。ほんとに。
5時過ぎに書いてるんで、起きたら気持ち変わってたりするかもしれないんですけど。
僕結構歪んでるんで多分こんな考え持ってるのは僕だけかもしれないんですけど、こんな考えがあるんだなぁくらいで見てやってください。
少女Aに送らせていただいた、俺が好きな風の話です。
この音源の一番の肝が
久川姉妹分離論
なんです。
読んで字のごとく
久川颯と久川凪を分けようぜっていう話です。(過激派ではないよまじで)
いや、これ僕らの話だけじゃなくてなんですよね。
久川颯と久川凪って絶対に100%分離できない関係じゃないですか。双子だし。血縁関係あるし。
超電磁砲Sでアイスクリーム屋のおじさんが「夫婦は離婚すれば他人だけど兄弟は一生もんだ」って言ってたのが未だに頭に残ってる
はーはアイドルになる運命だったんだよね、きっと!
実は僕がこの少女A音源にスポットしたのはたったこの一文なんです。
これって、どっちかというとほんとは凪のセリフであるべきものなんです。
運命論を語る時に、オーディションを受けてなった久川颯が「お前どの口で運命語ってんだ??」って正直思ったんですよね。
久川颯と久川凪を見る時に、才能は絶対に久川凪に寄ってると僕は思ってて、中身受けするのは間違いなく凪なんです。
実際、りあむと凪が絡む二次創作って結構沢山あって、じゃあ颯は?ってなるとそれはあんまりなくて
乙倉悠貴ちゃんみたいな純粋なアイドルなんですよね。
颯と凪は決定的に違う感性を持っていて、その中でも目指すアイドル像っていう一点だけは絶対に違うんです。
颯のなりたいアイドル像はトップアイドル。
でも凪のなりたいアイドル像って割と曖昧なんですよね。
でも絶対に颯と同じ所じゃない。
それは[わるなぎスタイル]にも現れている。
ゴールもスタートも違うこの2人を同じ枠で収めてるのって勿体なくない?
可能性が無限にあるふたりを姉妹という括りだけで一緒に収めてる理由って双子以外に何?
血を分けた2人のアイドルが別々の活動しても、結局は家に帰れば一緒なんだから分けても良くない?
というのが僕のアプローチなんです。
これがどこの根拠がというと城ヶ崎姉妹を描いた17話ですね。
「どんなワタシでもワタシはワタシ」っていう莉嘉の言葉ってあの時は仕事に当てた言葉ですけど、これってこの2人にも言えると思うんです。
だって姉妹だし。
城ヶ崎美嘉と城ヶ崎莉嘉は姉妹だけど、切り口は違って、莉嘉は憧れはあるけど美嘉には絶対なれない。
美嘉はLIPPSだけど莉嘉はLIPPSじゃない。
莉嘉はLittlePOPSだけど美嘉はLittlePOPSじゃない。
正直いって城ヶ崎姉妹より久川姉妹のほうが似てないとさえ僕は思ってます。
「アイドルになるのが運命」と言える彼女の根拠はどこにあるのか。
多分根拠なんかなくて、自分に言い聞かせてるんだと思う。
自分の中の今のこの瞬間のアイドル久川颯が絶対に間違ってないことへの自分への後押し。
そして自分をアイドルにしてくれたプロデューサーが間違ってなかったという証明。
それを伝えることが出来てしまう。
「綺麗じゃない努力を見せる」ことが出来てしまう。
それが颯にとっての「Pちゃん」なんです。
颯にとって、スカートや髪をひるがえすように見せることや、1ミリでも可愛く見せることは自分というアイドルを見せるための「プロデュース方法」で、久川颯は常に自分の解答を探し続けてるんだと僕は思っている。
自己主張じゃなくて、自慢じゃなくて、自分のアイドルにするための答えを彼女は探し続けている。
久川颯が2人じゃなくて、1人でオーディションを受けた理由。
久川颯が「久川颯として見てほしい」という表れがスタートの段階から現れてる気がしてならない。
シンデレラガール総選挙をやってる最中にこれを言うのは怒られるかもしれませんが、僭越ながら、これだけは言わせてほしい。
僕個人としては久川颯がシンデレラガールになるのは早いと思っています。
なれないとかじゃなくて、なるべきじゃないとかではなくて、もっともっと高い出力の高い純度の久川颯を僕は見てほしい。
自信を持ってアイドルをする可愛くてスタイル抜群な「アイドル久川颯」をもっとたくさんの人に知って欲しい。
シンデレラガールズの双子の妹じゃなくて、シンデレラガールズの久川颯ちゃんをじっくり見てほしい。
久川颯という1人のアイドルを見つめて欲しい。
だって
シンデレラガールになれるのは
「たった1人」だから。
7th LIVE 比較された「新人アイドル」 とそれを支えた「先輩の背中」
幕張、名古屋、大阪と3つの会場を約半年かけて回ってきた7th LIVE TOUR。
この公演の中、2つの会場で2018年の6thLIVEで追加された新人アイドルがユニットとしてそのパフォーマンスを披露した。
久川凪、久川颯による「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」
黒埼ちとせ、白雪千夜による「Fascinate」
の2つだ。
同じように披露したこのふたつのユニット。名前は「mirror」と「Velvet Rose」
僕が思うにこのふたつのユニットの役割は全く違ったように感じた。
本稿では曲目と披露からその役割を仮説建て、僕の見解を話そうと思う。
★本稿は個人の見解を前提としております。見解の相違などが苦手な方はブラウザバックを推奨しております。
★幕張公演とmirror
久川颯には夢があった。
都会でアイドルとして売れっ子になること。
そんな彼女の行動原理には「なりたいアイドル」が常に尾を引く。
同じく姉妹として彼女を支え、自らも何か意味を見つける為に颯とともにアイドルになる決意をする凪。
見た目以上に中身が真逆の2人に「鏡」の意味を持つこのユニット名を付けた運営は天才か?天才だ。
さて、幕張公演はいうまでもなく彼女達が披露した楽曲として真っ先に上がるのは「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」だろう。
アイドルマスターでは大崎姉妹、亜美真美、Wなどの例に漏れず、双子はかなりの人気を誇る。特にシンデレラガールズでは待ち続けられていた双子だ。
そのルックスでかたや14歳組最高級のスタイルにかたや掴みどころがないが故にTwitter人ウケしやすい性格。言ってしまえば久川姉妹は2019年アイドルマスターの中心にいたと言っても過言では無いだろう。そんな彼女達が歌うO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!はコール箇所も最近の曲の中でも一際多く、特に凪パートは歌というよりはラップに近い。果たしてその人気は総選挙の圏内に悠々とランクインしてくるほどだ。
そんな彼女達に幕張公演で求められていたものはなんだろうか。
★幕張公演の目指す「comical」
まず、久川姉妹は幕張で初ライブをすることに大きな価値があったと僕は考えている。
もちろん大阪や名古屋も都会だし、言ってしまえば都心部に近いという意味では、幕張メッセは最近の大都会東京からは遠い。そんな彼女達を幕張に置く理由。
その理由としてシンデレラガールを考えた。
わかりやすく見えるトップアイドルはシンデレラガールではないだろうか。シンデレラガールはシンデレラガールズのアイドルのほぼ全てが目指すアイドルの栄冠である。そんな栄冠を持つアイドルをメディアが取り上げないだろうか?そんなはずはない。アイマス世界軸を全てひとつとしても、シンデレラガール総選挙はシンデレラガールズの世界線では最も重要視されるイベントになるはずだ。当然、普通の女の子だった久川颯もテレビに流れるシンデレラガールを目撃したはずだ。
そんな中コミカルポップス公演は幕張メッセで行われた。そして幕張メッセの所在地は千葉県である。そしてこの幕張メッセはこの7thLIVEの3つの会場の中で、日本の最都会である東京に最も近い。
7th、8thと、シンデレラガールは安部菜々、本田未央と続き、前者に関しては濁されてはいるが、あらゆる情報から千葉県であることがほぼ特定されている。
「トップアイドル」にこだわる久川颯が事務所に所属するとき、そのトップの基準をどこに置くだろうか?
そんな彼女が続けてシンデレラガールを冠するアイドルの出身地である千葉県で初舞台に立つ。
偶然だろうか?僕はそうは思わない。
★幕張公演で、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!と久川姉妹に託された「想い」
そもそも久川姉妹は2019.4に登場したアイドルだ。前述の黒埼ちとせと白雪千夜よりも2ヶ月ほど遅い。そんな彼女たちを先に登場した2人よりも先を走らせた理由は公演のテーマが由来していることは想像に難しくない。
O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!や久川颯と久川凪をコミカル、ダンス、ロックに当てはめるならまず間違いなくコミカルだろう。そしてそれは特に久川凪が最も大きく該当する。
そして同曲、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!はどちらかと言えば久川凪の良さが光る楽曲である。
彼女達に求められた役割は「7thLIVEを盛り上げる」こと。そこにあくまで完成度は問わない。
筆者はどちらかと言えば久川姉妹推しだが、感動や、曲としての完成度や披露の力の強さの話でいえば、披露順や生バンドを考慮に入れてもFascinateは一際異彩を放っていた。
それにはもちろん魅せる声優さんの演技力や才能の面も大きいだろう。しかしながらFascinateはO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!に比べて絶対的に勝っているところがある。
Fascinateは2月。O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!は9月。
練習期間が半年近く長いFascinateは、練習という面だけでなく時間的な有利性がO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!に比べてある。
実際の練習期間がどれくらいかはこちらからは測れないが、演者が曲に触れ、アイドルに触れる時間は長ければ長いほど、それは完成度に比例する。
毎年披露される曲がクオリティを上げてくるのは声優さんの曲にかける感情が深くなるからということである。
O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!の初登場は4月。披露からだけを計算しても約5ヶ月の練習期間。一方、2月のFascinateとは7ヶ月程、披露に対しては半年と1年の差がある。
そして、O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!を披露した幕張公演には特に大きなイレギュラーがあった。
セクシーギャルズによる「Gossip Club」だ。
5th幕張公演から待たれていたセクシーギャルズの楽曲。そしてなにより、7thLIVEを伝説を残すこととなる「ユニット楽曲サプライズ」の端を発することとなったのがこのGossip Clubだった。
全公演のサプライズの中でも最も印象に残ってるプロデューサーは多いのではないだろうか?
もちろん、デア・アウローラやフォーリンシーサイド、ニュージェネレーション、Spin-off!のサプライズ楽曲も強く印象付いているが、やはり1番初めのサプライズは強く焼き付いている人も多いだろう。
その点からもO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!は言ってしまうと幕張公演の中心ではあったが、最中心では無かったと僕は考えている。
★mirrorとKawaii make MY day!
そして椎名法子、中野有香とのKawaii make MY day!だ。
既存の曲の中で久川姉妹に最もあった曲と言っても過言では無いだろう。水本ゆかりの代わりと言う立場上だが、幕張のKawaii make MY day!は完全に別物だった。
田舎からでてきた女の子が、都会の女の子のオシャレな姿に憧れる。という歌詞を徳島から出てきた2人が都会の売れっ子アイドルの2人と歌うことは大きな価値を持ち、アイドル久川颯と久川凪のこれからの一歩先を見ることが出来た。そんな意味でも大きな成長を遂げた久川姉妹。
そんな久川姉妹の7thLIVEでの役割はいわば「引き立て役」に近いものであったと私は考える。ただ、それはただの引き立て役ではない。新人アイドルが、歴史あるアイドルマスターシンデレラガールズの周年ライブのスタートに華を添えるパフォーマンスを求められるこれからを決める重大な役割。
それは1年目のアイドルにしては責任重大で、2人で一緒、それ以外の世界を少ししか知らない2人にとってはそれは何よりも大きい、そして事務所全てを背負った重要な仕事だ。
当然それは久川颯と久川凪のCVを務める長江里加さんと立花日菜さんにも同様にのしかかる。
そんなパフォーマンスを支えたのは同じくアイドルマスターシンデレラガールズの姉妹である城ヶ崎姉妹だった。
久川姉妹と城ヶ崎姉妹の関係性は公演まで語られることは無かったが、まさかの城ヶ崎姉妹のそれぞれの持ち曲のソロで歌唱。そして公演後ユニット名が語られ、「ワンダー☆シスターズ」と定義されることになる。
幕張公演の目指すコミカルは久川姉妹だけではないが、ナゴヤドーム公演のセンターステージオンリーの公演や、大阪公演の生バンドなど、これからしたことの無いことにチャレンジするシンデレラガールズの行く末を決めるひとつの指針になっていたのではないだろうか。
それを託されたアイドルのうちの2人が久川颯と久川凪だった。
★論じるより魅せる、パフォーマンスで語る大阪公演の「Rock」
さて、Fascinateばかり話したが、大阪公演のテーマ曲であるUnlock Starbeatは白雪千夜が正規メンバーに含まれている。この枠は幕張公演のComic Cosmicでは颯が務めた枠だ。
正直なところ、Comic Cosmicが颯だった時、僕はこの枠は黒埼ちとせで予想を立てていた。その大きな理由として、大阪公演の残りのメンバーと千夜とでは全くコミュの想像がつかなかったからだ。
そんな考えを払拭したのが「Secret Daybreak」だった。
いやふざけてないからマジで。
千夜の尖った感じ、そう使ってくるか…………と普通に脱帽しました。
そもそも白雪千夜は、ちとせをお嬢様と呼ぶ主従関係に近いもの。そんな彼女が別のアイドルと組む、ちとせがいない状況でアイドルをする理由があるのか?僕はそう考えていました。
完全に杞憂に終わりました。
ちとせと一緒でなくとも、単体で輝くアイドル性。コミカルなコミュもこなし、ちとせと別でも、常にちとせを想っている。そんな関係性は、まさに久川姉妹とどこか似ているようにすら感じさせられました。
そんな彼女の意識を変えたものはなんだろうか?
まずこの曲と企画は真っ先に上がるだろう。
オウムアムアに幸運をから始まるspin-off!はそこまでFascinateとTRUE COLORSしか曲を持たない黒埼ちとせを抜擢し、待望の的場梨沙のボイス実装とともに、シンデレラガールズの中でも人気高い神谷奈緒、一ノ瀬志希、佐藤心とともに歌う楽曲を引っさげ、名古屋で披露された企画だ。なんとユニット曲のFascinateの初披露よりも先にアニメ化するという前代未聞のレベルに到達したちとせ。近年のシンデレラガールズの企画の中でもバチバチに強い企画の中、常に行動原理にちとせが伴う白雪千夜の中にアイドルというイノベーションはなかっただろうか?
その答えはきっとGlowing Rock!!の中にあったのだろう。
★下馬評をぶち壊す。5万人を眷属にしたFascinate。
さて、mirrorとVelvet Roseを比較する時、避けて通れないのは事前の期待値だ。
特に糾弾や批判をするつもりでは無いが、新規アイドルに加えてスタートからのボイス実装、さらに新曲はシンデレラガールズの歴史の中では一悶着あった事案であったことは隠すことはできない。
特に万人受けする訳では無いこの2人の醸し出すオーラと、総選挙を乗り越えたアイドルに与えられるボイスという特権を初見で超えてきたこと。実際にマイナスな気持ちを吐露する人が相次いだ。
しかしながら同待遇でありながらも久川姉妹にはその批判は少なかった。何故だろうか?
あらゆる要因の中で考えられる要因は主に2つ。
- 久川姉妹が人受けの良い設定とビジュアルであったこと。
- 好待遇実装に慣れてしまったこと。
これが大きな理由だろう。
1つめは久川姉妹は前述の通り、双子というアイドルマスターだけではなく、2次元キャラクターでも特に人気の高いベスト設定を持っていたことに加えて、性格が現代のオタク受けするキャラを持つ凪、プロポーションが良い颯とウケが良かったことが直結している。
もちろんプロポーションではちとちよも負けては無いが、2人の性格は特に好き嫌いが割れやすいことの要因。
そして2つめの理由は、黒埼ちとせと白雪千夜で好待遇実装のインパクトに慣れてしまい、2度目となる久川姉妹の実装ではその話題に触れる人が少なかったことが要因の一つと考えられる。
また、同時に4月はシンデレラガール総選挙が開始直前であり、いずれの担当P陣営も運営批判や炎上となりうる案件への言及を避けた結果として、登場の際の両ユニットへの反応が大きく異なっていたと考えられる。
さて話を本筋に戻すが、結果としてその下馬評や期待に大きな差を生んでしまったふたつのユニット。
しかし、蓋を開けてみればむしろパフォーマンスの演出性という観点から見れば、Fascinateは5万人を魅力し、シンデレラガールズの7thLIVE、その千秋楽に相応しいということさえ生ぬるい程の圧倒的なパフォーマンスを見せ付け、彼女達を担当に追加する声は2月を終える今日になっても未だ止むことはない。
★シナリオとも取れるVelvet Roseの覚醒
Velvet Roseの披露したFascinate。そしてmirrorのO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!。
当公演に行った人は覚えているだろうか?
幕張公演のイメージカラーは久川姉妹に寄っており
大阪公演のイメージカラーはちとちよに寄っている。
ステージの装飾が、ハートや星をモチーフにした幕張公演。
対してレース調の幕や、お城のような階段であしらわれた大阪公演。
いわば幕張公演と大阪公演はアイドル自身にとっても、担当プロデューサーにとっても、運営陣にとっても、新人アイドルの評価基準の総決算のひとつであったとも取れる。
そうした時、皆さんはこう思うのではないだろうか?
「7thLIVEを終えた今、久川姉妹とVelvet Rose、どちらの方がいいと言い切ることはできない。」
と。
ツアーライブにとって千秋楽と始まりは大きな意味を持つ。その2つに的確にmirrorとVelvet Roseをキャスティングしたシンデレラガールズ運営。
もし、ここまで全て
オウムアムアとunlockとFascinate。
この全てがシナリオ通りに進んでいたとしたら。
そしてこのVelvet Roseの覚醒まで予測していたとしたら。
★生存本能とヴァルキュリア
さて、mirrorのKawaii make MY day!と対称的なVelvet Roseが歌った「生存本能ヴァルキュリア」。
オリジナルメンバーは新田美波と橘ありす。3名を欠くオリジナルメンバー。普通なら2人以上かけるとユニット曲は難しくなりやすい。そんな中、満を持して披露されたこの楽曲。
「本能」や「もっと強く」
「生き残れ」、「この手でつかみたい未来がある」
と言った歌詞は2人を強く思わせ、Kawaii make MY day!の時にも言ったが「天才か?」の声が自分の中で鳴り止まなかった。
そんなパフォーマンスの質という点でふたつのユニットは対称的な道を辿った。
「歴史」を示す書を司る本の申し子鷺沢文香。
絶対不可侵ともとれる「空間」を作り出す高森藍子。
「一瞬」の美しさに全てをかける花を愛する相葉夕美。
時間と空間。
Velvet Roseの2人がこの楽曲で求めれたのはこの表現。
その表現がどれ程のものだったか。あの地にいた全てのプロデューサーがその答えを目撃したのではないだろうか?
★Velvet Roseに与えられた役割
もはやこれは想像でしかないが、2人に与えられた役割は「新時代を牽引する」事だったのではないだろうか。僕はそう思って疑わない。
もちろん全てのアイドルがこのシンデレラガールズを引っ張るアイドルであることは言うまでもないが、たくさんの気持ちを一心に受け、パフォーマンスに全てをかけた2人が7thLIVEの最後に相応しかったことは間違いない。
千秋楽は最も印象に残りやすい。そしてRockは最もインパクトがある公演テーマだ。
新時代の7人のアイドル、それぞれに役割があり、それぞれが適材適所で輝きを見せた2019年。
話題性をもち、またアイドルでありながら、自身も応援する側の立場を理解する夢見りあむ。
新時代の正統派成長アイドルとして、新人アイドルの先頭を切った辻野あかり。
現代の子どもと大人、両方の感覚を取り入れたあらたな切り口、砂塚あきら。
特定層を虜にする主従関係を描き、過去を紐解く物語を生み出す白雪千夜と黒埼ちとせ。
2人前提の双子の中で逆にその在り方をを別々と定義するためにアイドルを意義する久川颯と久川凪。
その中でも「Velvet Rose」と「mirror」は、新規実装の時点で曲を持つという高待遇の反面、2019年度の「アイドルマスターシンデレラガールズ」を背負い、2019年のシンデレラガールズの成果が問われたといって遜色がない。
★駆け抜ける新アイドル。支える先輩。
そんな彼女たちが背負い、走り抜けた「7th LIVE」。
その3公演は、特殊な形式で行われた。
今までLIVE中盤以降に使われる、人気の高い曲が冒頭付近に使われるという特殊な形式だった。
ハイファイ☆デイズ
Tulip
ガールズインザフロンティア
の3曲は「ここで!?」と思った人は多い筈だ。そんな3曲のセットリスト順を思い出してみよう。
幕張公演
1 Vast World
2 Comic Cosmic
3 ハイファイ☆デイズ
名古屋公演
1 ミラーボール・ラブ
2 Tulip
3(1) ミツボシ -Happily Ever After Remix-
3(2) Dear my Dreamers
大阪公演
1 ガールズ・イン・ザ・フロンティア
2 Unlock Starbeat
3 Lunatic Show
実は名古屋だけが特殊な構成になっている。名古屋は最初の曲が公演曲になっているのに対して、幕張、大阪は最初の曲が公演楽曲ではないという構成になっている。
もちろん、スタートの公演と千秋楽公演はインパクトを求めるために既存の強い楽曲から始める意図があったのかもしれない。
しかし、考えてみると名古屋だけはゲストという枠を除けば新アイドルがいない公演だった。逆に言えば、ミラーボール・ラブだけは新アイドルがオリジナルメンバーにいないということになる。
これは名古屋のキャスティング事情にもよるのだろうが、ライブをオリジナルメンバーで仮定した時、幕張と大阪は必ず1曲目を新アイドルが歌わない楽曲を用いている。
★絶対に崩れない。魅せ続ける三角形。
後輩である新アイドルが背負う重圧を支える先輩達。
そして
誰よりも長く、強く背負い続けた「アイドル」。
全公演を通し、更に彼女達の実装が告知された2018年からずっと背負い続けた渋谷凛が見せた2度のTrinity Field。
その3人のそれぞれに1つの公演に2つのソロ曲。初挑戦のアコースティック。サプライズの新曲披露。
シンデレラガールズ屈指の人気ユニットとして、ひとりひとりが、ひとつひとつを支え、強いアイドルを魅せ続けたTriad Primus。
★進み続けるシンデレラガールズ
彼女達が彼女達たる所以を遺憾無く発揮した7th LIVEはまさにこれまでのシンデレラガールズの歴史大きく塗り替え、シンデレラガールズの更なる飛躍を期待させる、そんなシンデレラガールズを今後も見続けて行きたいという言葉を総括に筆を置こうと思う。
久川姉妹合作 寄稿イラスト
サムネイル
躬月様(@happy100012 )
ミナミイクノリ様(@ikunori_minami )
黒土様(@chikuwabuoishii )
蒼と白の縦縞様(@amigo_anz )
2DGAS様(@uzmejam )
躬月様(※上記につき省略)